2010年10月21日

Baja風味

今日はキノコのパスタにしよう、と帰りにスーパーに寄った。
すると、見覚えのあるパッケージを発見。


フオォォー!こんな所で出会うとは。早速買って帰った。
ちなみに、今日買う予定だった生クリームは買うの忘れた。(キノコは買ったよ)


玉ねぎを刻んでー


ひき肉を炒めてー
(ピーマンは冷蔵庫にあったから入れてみた)


メキシコパウダーを一振りすると!


あっという間にBaja風味!(タイトルパクリ、すいません)

お試しあれ。

2010年10月19日

いこうよう!紅葉狩りツーリング

風魔プラス1の「いこうよう! 紅葉狩り温泉キャンプツーリング」に行ってきました。


テント持ってキャンプツーリングなんて四国に行ったのが最後。10年ぶりかな?

世田谷に7:45集合なので余裕を持って6:00出発。246もそれなりに流れてるから、7:00頃には着きそう。出るのが早すぎた。なーんて思いながら走っていると、ものすごい事実に気付いた。

・・・テント持ってくるの忘れた・・・

そんな幕開けの今回のツーリング (取りに帰って結局東名に乗ることに。しかも遅刻、スイマセン)。


今回は林道ツーリングなので525で行きたい所だけど、目的地は福島。行って帰ったらメンテナンスサイクルになっちゃうよ。去年の写真にはGSも写ってたし、アフリカツインで行くことにした。が、集合場所にはGSの姿はない。あら?オレ、ヤッちゃった?


東北道の渋滞を抜け、白河IC到着。定食屋のお勧めメニュー白みそ坦々麺を注文したら、食べても減らない魔法のラーメンだった。これから林道なのに。タプンタプンになった腹でいよいよ林道にGo!
ダートに入るといきなり苦手なニュルニュル系。これはバハナベ先生のミスコース。勘弁してください。

今回のルートは全般的に森の中。前日の雨が乾き切っていないため、埃も立たない上に締まった砂利道だったので走りやすい。このツーリングではちょっと場違いなタイヤ、Anakeeでも結構いける。


土曜日なのに舗装工事してた。未舗装より、舗装してしまった方が道路の管理が楽なのだろうか。


1日目の工程を終え、スーパーに買い出し。みんなスーパーの袋をぶら下げて移動。ネギかわいいよ。ネギ。


鮫川の夜。「あ~モウ!」出ましたw
風魔のお客さんは色々な人がいて面白かった。 バハナベ先生は本当にメキシコが好きなんだなー。


キャンプ地に先着していたキャンプツーリングの鏡、シェルパの人のテキパキとした行動とは対照的な一行。朝から暖かいシチューも食べられておなかいっぱい。10時半からFMXのデモンストレーション、昼はBBQなので、相当ノンビリです。


全鮫川村民が集合するという、「うまいもの祭り」。かなりの人出だ。


BBQしながら、世界レベルのFMXを見られる不思議空間。すごいパフォーマンスです。ちなみに、BBQの肉もサイコーでした。


食ったら寝る。気持ちイイねー


会場で配っていた、知事選のチラシ。萌え系?ココまで媚びなくても・・・

※紅葉です

またもや走りだす前に食べすぎな人たち。そう言えば、今回のツーリングのタイトルにあった「紅葉」と「温泉」、忘れてませんか?



アフリカツイン、林道を走るの巻。動画に声が結構入っていてハズかしい。トレールバイクが軽く流すペースでも、俺は超必死。道がさらに狭く感じる。でも、下りや泥以外は結構走れる。が、精神的な疲労がハンパない。最後の1本を走り終える頃にはかなりグッタリ。


林道からベイエリアまで、日本にはいろんな表情があってすごいぞ。
胃袋的にもかなり充実したツーリングでした。

2010年10月14日

Day 5:Loreto~LaPaz

ツアー5日目。
いよいよ、ダートライディング最終日となってしまった。


朝。今日はライディング最終日。エンジンはかからない。さてどうするか。

いや、かからないわけじゃない。が、毎回牽引押しがけ?結構場所を選ぶんだよな。自力でエンジンかけられないと、荒野でエンストこいて一人取り残されたらヤバい。公道移動日ならサクッとあきらめるけど、折角のダートは満喫したい。仕方ない、キャブをイジるか。(最初にやれよ、という突っ込みはナシね。)
L字の先っちょがクルクル回るドライバーなんてある訳ないので、バンドを緩めて、キャブを横倒し。ASを1/4戻して、キャブを起こしてバンドを止め直して、コックをONにして、ガスは落ちたかな?・・・セル回す。かかりはないけど初爆っぽいものが。ちょっと改善したか? 1/2・・・そんなに変わらない?ここでmatzuさんのXR600仕込みキックでエンジンがかかった!おお!とりあえず3/4戻しでキック始動の成功率が高くなったので、このセッィングで行く事に決めた。ちなみに、セルはナンボ回してもかかる気配なし。

PEMEXでガス給油して、Loretoの街を後にする。国道に出てすぐ右折、ダートに入る・・・はずだったらしいが、メキシコの林道も舗装化の波が押し寄せているらしい。しばらく舗装が続く。


ツイスティな峠道をしばらく走ると、本日最初の観光スポットに到着。昨日見た壁画の本物があるらしい(昨日見た派手なのがズバリある訳ではない)。


歩いてすぐ見られるのはこんな感じ。葉っぱのレリーフかな。最初に絵を書こうって発想は、どういう過程で思いついたんだろう。紙や絵の具が用意されているわけでもないのに。大人がまじめに書いたのか、子供が遊びで書いたのか。ちなみに、ここには絵が他にもいくつかあった。2~30Kmぐらい行くともっとあるらしい。が、今日は世界遺産見学会ではないので次の目的地に向かう。


振り返るとずいぶん走ってきたんだな、と実感する。広場で休憩していると、ガスを補給してきたサポートカーと合流。いい加減慣れたが、ちょっとした広場には必ず牛か馬のフンが落ちてる。カチカチに固まったものから、かなりフレッシュなものまで様々だか、踏むまではどちらであるか分からない。キケン。


記念撮影をした後、次の目的地を目指す。が、走りだしてすぐ道を重機がふさいでいた。よく見ると、道が崩落している。バイクなら行けそうだが、サポートの車がここを通るのは無理そうだ。


あちゃー、これは2,3日で復旧は無理だな。


最初のアミーゴが無線で前方にいるアミーゴたちに連絡してくれて、バイクが通れるように片づけてくれるよう手配してくれたらしい。Muchas gracias.


崩落の先はずっとダートだった。もしかして、崩落じゃなくて舗装工事をしていたのだろうか。と今頃気付いた。

ライトの裏側にスターター(というか、紐)を装備しているが、今日は出番なし。450Xでのキック始動は525EXCやXR650みたいに上死点が分かりやすくないので、なかなかコツがつかめなかったが、ピストンスピードを稼ぐように速いキックがいいみたい。昔読んだマルカワレーシングのキックの流儀も今時のエンジンだとコツがつかみにくいが、応用の範疇だ。


バハカリフォルニア半島では国道以外の道はほとんどダートだったりする(偏見?)が、整備はしっかりとされており、走りやすい。日本でダートを見つければテンションも上がるものだが、メキシコではずーっとダートなので、いつの間にか高速道路を小人任せに走っているぐらいの意識レベルとなってしまう。時折、大きな石が地面に半分埋まってるようなところもあるので、ボーっとしているとシートにケツをはね上げられてスーパーマンを決めてしまう事になる。あぶねぇ、集中、集中。

写真提供:chicoさん(仮名)

農場の近くの水辺に馬がいた。もう野良馬が現れたぐらいじゃカメラを取り出したりしなくなってるオレ。道の反対側には牛の群れもいる。遠くにコヨーテが!と思ったら犬だった。



サンバヒエル教会はロレトの街からダートを50Kmほど走った所にある。延々と続くダートから突然、キレイに整備された白い参道が現れ、気分が高揚する。うまい演出だ。教会は300年ほど前に建設されたらしい。こんな山奥に資材を運ぶだけでも当時の苦労が伺える。ロレトからココまで途中に街などなく、この道はこの教会のために存在しているということだろうか。なぜココなんだろ。ちなみに、この道の先の舗装路までは60Kmほど(街まではさらに遠い)。途中に牧場があっただけ。100年ぐらい前の人まではここの教会の存在をどのように知ることができたのか不思議。


石造りの教会は今も風格のある姿で佇んでいる。


教会の参道にはお土産屋さんが並ぶ。きれいに整備されていて、南国のリゾート地のようだ。この先は川を何度も渡るルートで、5月のGWの時には通過にずいぶんと時間がかかったらしいので水を1本余分に買っておいた。休憩していると、お店の人からフルーツをいただいた。


ハリケーンの後なので心配していたが、川の水はほとんどなく、順調に進むことができた。途中、この旅で初のロードランナーを見れらてちょっと感激。ホントに足をクルクルさせて走ってるー!


地平線まで続くダートもいよいよココで最後かぁ。



XR650のmatzuさんと走る。改めて動画を見返してみたけど、なんだかもう本当に行って走ってきたのか、夢を見てたのかよく分かんなくなってくる。


ダートの最後でみんなと記念に一枚。太陽がまぶしい国だ。


ダートが最後と言っても、今日の目的地であるLaPazはまだまだ先。ひたすら移動なのである。


舗装路の移動もドッカリと座って乗っていては尻の皮が何枚あっても足りない。ケツが痛くなる前にスタンディングして、足が痛くなる前に座る。この繰り返し。


最後のダートの後、オプションで1本ダートを走ることになった。本林さんからオプションで走らせると怪我する人がいるから気をつけて、と念を押されたが、こんな道を用意しておいて気をつけろって言われてもねぇ。ゴキゲンなこの道、バンクも高め、イヤッホォーイ!となるのをグッとこらえ、ほどほどに楽しんできました。GoProは電池切れで動画なしです。思い出は自分だけのもの。

オプションも無事?こなして、再びLaPazの街を目指す。辺りの風景も荒野の夕焼けから、いつの間にやら辺りは真っ暗になっていた。意識もおぼろげに淡々と走り続ける。すると、人工的な明かりが視界いっぱいに広がってきた。La Pazの街だ。ずっと真っ暗な中を走っていたので、街の明かりが見えた時は感激した。街に入ると人や車が多く、戸惑いを覚える。すっかり田舎暮らしが板についたようだ。街並みは熱海のイメージかな。熱海よりは人が沢山いるけどw


車のディーラーもたくさんある大きな街、La Pazで今夜泊まる「Hotel Perla」はラパスに初めて建設された歴史のある宿らしい。ビーチの目の前、最高のロケーションにある。着替えの前にバイクをトレーラーに載せた。手伝ってください、って言われたけど結局大汗かいたのはオレじゃんかw
シャワーを浴びて、さっぱりした後はラパスの街で食事。いよいよ念願の「ラパスでテカテ」をキメられる!と思ってたのに、なぜかこの店にはテカテを置いてなかった。ナンデヤネン。あちこちテカテの看板だらけなのに。

宿に戻った後もしばらくテラス席でのんびり。ついに迎えてしまった最終日のせいか、テンションも高め。疲れているのにツアーの参加者と夜更けまで話し込む。海辺の風が気持ちいい。もっとラパスの夜を満喫したかったけど、さすがに疲れたよ。部屋に戻ったら翌朝起こされるまで爆睡。


GPSログによると本日の走行距離382Km。


日本に帰ってからも、ふとした瞬間に独特なメキシコの香りを思い出す。
ダート天国バハカリフォルニアはもちろん最高であったが、日本も素晴らしい国だなと改めて感じる今日この頃。
今度はサルに会いに行くか。 
再びバハカリフォルニア半島を走ることを夢見つつ・・・(メキシコ編おわり)

2010年10月10日

Day 4:SanIgnacio~Loreto

ツアー4日目。
今日は舗装路での移動日(休息日?)だそうだ。


ホテルのレストランで朝食を待っていると停電。ま、日本と違って電化製品もあんまりないから、ほとんど変化がないけどね(シーリングファンが止まったぐらいか?)。復旧した時に厨房のスタッフ達から歓声があがり、歌いだす。陽気なメキシカン達だ。ノンビリしていて良いね。

荷物を整理して、外に出るとOffice Forestの本林さんが「さっき、たまたまプレランで通りかかったCodyにエンジンかけてみて、って渡したらキック3発でかかったよ」


Cody?日本に帰ってから調べてみたけど、プレランしてるってことはJCRのQuinn Codyの事だよな?5速/時速30Km以上と同等のピストンスピードを生み出すキックって、アメリカンどんだけだよ。とりあえず、ハポネスの平均的体格なワタクシのキックでは450Xは目覚めないので、ロープ牽引による押しがけで対処。その方法で出来なくても、工夫して別の方法で出来ればイイんです。


今日は朝一から観光スポット。ホテルから2分でSan Ignacio教会に到着。メキシコの街には必ず教会があって、それを囲うように街が形成されているようだ。教会の近くのこぎれいなCafeには白人の観光客がマッタリしてる。


教会の正面に生えているこの木、何の木だろ?真下にいるとそれが1本の木だと認識できないほど大きい。日本でも神社の周りの木は大きいじゃん?こういう場所の木は土地のパワーを吸収しているのかな?と思うほど良く育っている。


教会の中は縦長で天井が高く、隅々まで手入れが行き届いている。信仰心など全くないが、何か感じるものがある、そんな建物。


教会の隣には、Museoが併設されており、世界遺産である先住民の洞窟壁画のレプリカ展示がある(入場無料、寄付は受付けてます)。この建物自体も18世紀の歴史的な建物(劇場跡)らしい。


サン・イグナシオの街を出発して、まずは海を目指し移動を開始。メキシコの峠道はスリリングだ。街中以外は国道でも道幅は日本で言うところのヤビツ峠ぐらいの道幅しかない。狭い道を巨大な長距離トラックとすれちがう事になる。写真だとのっぺりして分かりにくいけど、落ちたら確実に命は助からない高さだ。そこに形だけのガードレールのみ。だが、これがないと視覚的な恐怖感はかなり増すだろう。たまに無残に変形したガードレールが散見されたが、そこの崖の下にはきっと・・・よって、安全は自己責任でしか実現できない事から、走行中の絶景撮影は自粛。

峠道の途中で雲行きが怪しくなり、ついに雨がパラパラと降り始めた。日本なら路肩に寄せれば車を停められるが、上記の通り道幅が狭く、そんな事はできない。適当な広場を捜していると、ちょうど良く道路に面した施設があったので、入り口前をちょっと間借りして雨具を着込んだ。


レンタル車両のCRF450Xはエンジンを止めてしまうと、自力では再スタートができないため、牽引押しがけとなるのだが、ココは助走区間が短め。スタート前にロープのたるみをなくして効率よく一気に加速。コレ、何度もやってるといつかコケるな。とりあえず今回も無事エンジンがスタートできた。

峠道を抜けると海が見えてきた。再びカリフォルニア湾との対面だ。おとといのTVニュースでハリケーンで家が浸かっていたのを見たが、サンタ・ロザリアの街もそれなりに被害を受けていたようで、道路が水に浸かった所もあり、復旧作業中といった状況。
資材を運ぶトラックで道は渋滞、みるみる上昇する水温、あーキツイ。何度もエンジンを止めそうになってしまった。休憩したら、もう気力が残ってない。450Xはトレーラーに乗せて車で移動することにしてもらった。


物がどこでも手に入る日本とは違い、バハメキシコ半島では街中以外で物を売っているお店はほぼ存在しない。が、街と街の間を200Kmぐらい走るとたまにポツンと一軒だけあったりする。もちろん、ココに寄って休憩だ。
空調が効いた車から外に出ると、モワッと熱気に包まれる。バイクでの移動はキツそうである。外が明るすぎるせいか、店内に入ると中は暗くてよく見えない。というか、そもそも照明のスイッチが入っていない。確かに外は明るいのだから、自然な対応だ。慣れれば見えるし。日本がやりすぎなんだよな、きっと。お店の商品は結構充実してる。アイスも売っていた。が、一度溶けてもう一度固まった感アリ。日本にない味だけど、オレは好き。

今日は荒野じゃないので、文化人らしくお店のbaño(バニョ)を借りた。中に入ると、凄惨な光景が広がる。今までは外国人観光客向けのホテルのトイレしか使ったことがなく、紙は流さずに設置してあるゴミ箱に捨てるルール以外は特に不自由していなかった。が、ここのは現地人向けの本格bañoでした。日本はトイレ超先進国、おそらく世界一だ。しかし、ここはメキシコ。水圧や配管などの設備の問題でこのような習慣となっているのだろう。日本人だからといって日本ルールで使用してはならない。郷に入れば、郷に従えだ。

<Memo>
トイレ:baño(バニョ)、servicio(セルビシオ)、sanitario(サニタリオ)
男性用:Hombres(オンブレス)、Caballeros(カバジェロス)
女性用:Damas(ダマス)、Senoras(セニョラス)

とりあえず、バニョとダマスだけ覚えておけば何とかなる。ホテル、空港以外では日本のようなアイコン表示は見なかった。

デラさんに送る、この例文 「トイレはどこですか?」 ¿Dónde está el baño?(ドンデ エスタ エル バニョ)、覚えた?来月のメキシコでは配管の内径を事前確認して、流れる太さに絞ってから出してくださいね。詰まるよ。マヂで。


今日の昼食ポイント到着。海辺のレストラン、全席オーシャンビュー。ココはレースを終えたスタッフの御用達らしく、中に入るとレース関係者が張ったと思われるステッカーで埋め尽くされている。




しょっちゅう客が来る訳でもないのであろう、与論島の定食屋とタメを張るほど。たまのバケーションではこういう時間の流れに身を任せるのもよいものだ。


食事が出てくるまで海で泳いで来れば?と言われた。が、ブーツを脱いで外の潮風に吹かれながらウトウトするのが気持ちイイ。お行儀が悪いが椅子を二つ使ってオットマン代わりにして寝ていると、足元に生温かいものが。「よう、カール」

写真提供:matzuさん

ほかのみんなは海を満喫していたようだ。寝てたから知らんけどw


メキシコではperroはよく見かけるが、gato(このコはgataか?)はほとんど見かけない。ま、外に日陰もないし、ウロウロしてるワケもないけど。ここのgatoは人によく慣れていて逃げ出さない。来る客皆にかわいがられているからだろう。青い目のベッピンさんだ。


ホテルを出るとすぐ次の観光スポット、ミニ天橋立に到着。残念ながら、潮が満ちていて歩いて渡れなかった。


GoogleMapでみてみると、ホントにつながってた。

ここからホテルまでは、バハナベ先生のXR400に乗り換えてホテルまで移動。センセは車でVIP待遇である。Loretoの街に入ると、レースチームのプレランと勘違いしたのか、子供たちに熱烈な歓迎を受けた。手を振り返すとみな大喜びしてくれる。バハ・カリフォルニア半島ではBaja1000の影響もあってかダートバイクは一般の人にも受け入れられているようで、すれ違う車のドライバーも結構な割合でピースサインをしてくる。こちらもピースサインを返す。日本にもツーリングライダーの間でこういう文化もあったけど、最近はほとんど見なくなったね。


街の中で久しぶりの信号機に引っ掛かった。信号で止まってスタートすると、シフトレバーがない。最後尾を走っているので誰も気づいていない。やべー、置いて行かれる。幸い、一速に入れたままだ。もう街中だし、もうすぐホテルだろう、とこのまま一速で引っ張り、視界の中に一行を捉えるポジションをなんとか維持する。夕暮れに染まる海沿いのリゾートホテルが並び、テラス席では楽しそうに食事をしている中を爆音で通り抜けるオレ。みなさん、ゴメンなさい。日本の珍走団のみんなはこんな恥ずかしい中頑張ってんだー、とメキシコで変な感心をしたよ。


ようやく、ホテル到着。Desert Inn ロレト支店です。シフトレバーはワイヤリングされていたので、紛失はしてなかった。良かった。Loretoの街も南国ムードいっぱい。部屋の前のプールサイドでブーツも脱がずにリラックス。そこへバハナベ先生がやってきて、「すいません、部屋は向こうでした」やべ、ここ他人の部屋の前だった。失礼しました~


GPSログによると本日の走行距離360Km。


Day5に続く・・・